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難攻不落のペーパーテスト「科挙」ゲームを攻略しよう!



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今日はネットのフリーゲームが想像以上に面白かったので、やっていきます。

題材が「科挙」って時点で興味が湧いちゃった。

 

 

科挙とは?

簡単にいえば中国で唐の時代から清まで行われていた官吏登用制度、ペーパーテストです。

過去の有名な書物から出題されます。それらを「丸暗記」するのは当然として、応用して詩をつくったり、自分の考えることを述べたりする必要があります。

 

その丸暗記の範囲の多さもさることながら、3日間という日程の長さ、宿泊する部屋のお粗末さなどから、狂死するものがあらわれるとまでの噂。

 

なお、テストは一回限りではありません。まず科挙を受けるためには学校に通う必要があり、その学校の入学試験があります。貧乏人はそこに入れないので、ある程度頭が良い人が入りますね。

その中でも上澄みの上澄みの上澄みが、最終的に帝との直接面接(宋の時代かららしい)を受け、合格します。要するに倍率がえげつないのです。

 

拾い物の画像。以下を見ればヤバさがわかるかと……。

(Wikipedia「科挙」より)

 

これだけ試験があるわけですね。これにずっと受かり続ける必要があると。

 

受験資格に身分や家柄はありません。これは世界でも非常に進んでいました。

しかし、年を取ってくれば記憶力も落ち、白頭をかけばますます短くなる……。

それでもなお、50歳で合格できれば早い方だと言われていたようです。

若い方がいいので、金持ちは幼少期から息子に英才教育を施します。

それでもなお、一生をかけても合格しないものはざら。経済面で挫折したり、途中で発狂して病気になったり、試験中に自殺したりと、悲惨なエピソードが残っています。

 

そこらへんは宮崎市定さんの「科挙」という本で……。

 

 

で、本題はこれを模した「ゲーム」のことですよ。

 

科挙を模したゲーム

ここのページにあります。RPGアツマールで製作されたもののようです。

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ニューゲームの場合は「入学」しか選べません(次から「登校」もOKになります)。

さっそく入学すると、学校についてのしくみを説明してくれます。

さっそく名前をつけましょう。デフォルトで「洪秀全」って……。

縁起が悪すぎる。

 

洪秀全は科挙に落ちたのがきっかけで反乱を起こした人です。

 

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当然ながら名前を変えることも可能。キーボード左上のescボタンを押せば文字が消えます。

 

 

その後は説明を受けます。

「成績が良くなると補助金をもらえるけど、一番悪い状態でテストの成績が悪ければ退学」だそうな。なかなか厳しい。

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院試というのは学校に入るための勉強のことです。

 

この後はマジで勉強漬け。ほんとに。

最初にやるべきは勉強です。

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勉強には3種類あります。「知識力」「詩文力」「論理力」です。

しかしこれらのどれかだけを上げても意味がありません。上げるならまんべんなくあげないといけないということ。

 

勉強をすると「精神力」が減っていきます。

精神力が減ると勉強の効率も悪くなり(ステータスが上がりにくくなる)、また精神力がゼロの状態で勉強をすると「発狂」します。

 

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発狂すると「最大精神力」が減り、より発狂しやすくなります。

ここが低いと、本番テスト中に発狂死するので、気を遣っておきましょう。

回復は「休む」で行います。

 

また、生活するためには一定のお金が必要で、家柄が「上流」の場合は仕送りが多いので問題ないのですが、「下流」の場合は自分で働く必要があります。「私塾で働く」がそれ。

働いてもなぜかパラメータは上がりませんが。

 

こうやってパラメータを上げ続け、試験に3回合格すればクリア。

いやいや簡単やんけ!って思いますよね、鬼畜なんですよ。

 

というのも……

 

30歳を超えると記憶力が悪くなる

30歳を超えると、定期的にパラメータが減っていきます。

物忘れが激しくなったという理由で。

なかなかそこらへんリアルで、若いうちに合格するのはどうしても厳しいので、「全然覚えられねえ!!」っていうグチみたいなのも受験者の日記に残ってます。

 

嫌ですねぇ……。

 

40歳を超えると発狂しだす

40歳を超えると、

「いつになったら殿試に受かるんだあああああ!!」と発狂しだします。

 

発狂はランダムイベントで、そのたびに最大精神力が減るので嫌ですね。

 

死亡

死亡にはいくつかの条件が。

 

  • 老衰する
  • 試験中に発狂死
  • 生活費が足りずに餓死
  • カンニングがばれて死罪
  • 学校で落第してゲームオーバー

 

このうち最も多いのは発狂死。すぐ死にます。

ですから、例えば「1回目で」合格というのは、相当に引きがいい場合のみで、ほとんどの場合は転生を繰り返してステータスをあげることに。

 

死亡すると、転生というコマンドを選べます。

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孔子が「転生するかどうか」を選ばせてくれます。

チカレタ……を選べばゲームオーバーで、イエェェス!!を選べば2周目。

 

 転生というだけあり、いわば「強くてニューゲーム」。

1周目のステータスの10分の1が追加されます。

 

ですから最も手っ取り早いのは「何度も死んで転生しまくる」なので、まあそこらへんはネタバレなので後から解説を……。

 

こうしてクリアした画面が以下の通り。

 

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レベルをほとんどカンストさせた状態で受けに行くことで、本番の試験を「首席」で合格することができます。年齢で言えば52歳。まだまだ若い方で、70代で合格した人も、ゲーム感想にもリアルにもいたようです。

 

70代で受かってももはや何もできないような気が……。

 

実績について

やり込み要素はまだまだあります。

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最も難しいのは「法天息(や)まず」という実績。

文天祥という天才が弱冠20歳にして合格、その時の論文のタイトルがこれ。

彼は歓び、「状元宰相」という名誉な名前をことあるごとに口にする(状元は最終試験をトップで合格した人のようです)のですが、残念ながらというべきか、その後の人生はあまりに悲しいものでした。そこらへんはこのページによくまとまっています。

 

実際、ゲーム中でこれを解除するとなると、もう何回転生をすればいいかわからないぐらい転生を重ねる必要があります。

私が初めて合格したさっきの画像も、確か転生7回目のときでした。

 

こういう過程でプレイヤーは「二十歳で合格って頭おかしい……」と実感できるようになるのです。

 

面白いので、ぜひやってみてください。

 

 

攻略法まとめ

以下はネタバレになるので、既プレイ者が見ることをおすすめします。

 

 

 

まず、転生を繰り返すのが手っ取り早いので、精神力は気にせずに勉強しまくりましょう。慣れれば2分もたたずに1回転生できます。

これを繰り返して初期ステータスをあげまくるのです。

年齢を気にしないなら、初期ステータスが平均的に250~300ぐらいあれば合格できます。

20歳で受かるとなればもっともっと上げる必要があります。高ければ高いほど合格確率は高くなるので、自分で探ってみてください。

 

隠しステータスとして「才能」があります。物覚えが早いかどうかですが、知識・詩文・論理の3つにそれぞれあり、全部が「天才型」であればめちゃくちゃ速いです。

私の場合は知識のみが天才で残りが凡才でしたが、それでも合格できました。

 

また、「カンニング」はしないこと。やっぱバレます。

私は5回やりましたが全部バレました。死罪です。

おそらく、ステータスの低さにもかかわらずトップの成績だったのが怪しかったのでしょう。

ただし、転生のためにやるのも手

 

仙丹は買いましょう。後からお金はどうしても余りがちになります。1500ほど生活費に残しておけば、家庭が上流・中流なら大丈夫なので、がんがん買っちゃってください。

 

お金がない場合は誰かが置き忘れたお金はパクっちゃっても大丈夫です。良心が咎めますが構いません。どうせ転生するので。