ちしきよく。

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「男なら泣くな」で育ってきたけどそんなのクソクラエや



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お久しぶりです。生きてます。本題。

 

最近……というか、定期的に話題に上がるものとして、「男らしく」とか「女らしく」、そんなものはクソクラエだ!!!という風潮を主張する人と、それに真っ向から?対立する人の言い争いがあります。

それについて思った、というか、その言い争いを見てて、いつも自分の中でモヤモヤしてることがあるので、こうやって書きなぐってみる次第。

 

正直、難しいジェンダー論はわかりません

私は大学でジェンダー論を学んでいるわけでも、特に差別問題について関心があるわけでもありません。そこらへん歩いてる、一般的な男性と思っていただいていいです。

勘違いしてほしくないのは、学びたくないというわけではないということです。自分の権利が脅かされたときには立ち上がって、「差別、反対!!」と声を出す必要性は感じています。が、ネットでそれを主張することは特にしていません(したくないだとか、ている人を敵視しているわけではないです)。

 

ですから、学問性を帯びた論述というより、個人の雑記のようなものになることをご了承ください。

 

男らしく生きろ、男なら泣くな、と言われて

私は泣き虫でした。すみません、泣き虫です。今も泣き虫だと思っています。

人前で泣くようなことはありませんが、映画を見て泣くし、本を読んで泣くし、何ならこっぴどく叱られた日とか、何かわからないけど死にたくなった時とか、友人にめちゃくちゃひどいことを言われた日は、数滴の涙をお風呂にこぼしましたし、こぼします。

 

もちろん、子どもの頃からそんな感じでした。普段の性格がアレでアレなようで、「お前って泣いたことあるのかよ?」と聞かれることも多々。あるに決まってんだろないと生まれてきてねえよ!!と思いながら、「うーんwwwwww」とごまかしていますが、本質はビビりで弱虫でいくじなしです。

 

でも、教育はその逆でした。特に親父、父親のほうがそういう感じで、「大人になったら泣いちゃいけないの?」という問いに対して「男は、自分の家族が死んだとき以外は泣いたらいけない」というような回答をする人でしたから、私は幼心に「男が泣くことは悪いことなんだ」という価値観を持っていました。

 

実際、父親が泣いたのを見たことがありません。管理職の仕事はストレスフルなようで、生意気な部下と腐った上司に板挟みにされ、胃潰瘍になりながらも働いている父ですが、家で愚痴を言う以外に、ストレス発散するのを見たことがないのです。強いな。あ、こう書くと厳格なようですが、それ以外は全然にユルユルですよ。

 

翻って私の場合。価値観『だけ』は植え付けられていましたが、部活やスポーツ活動もやっておらず、また、厳しく叱られることもなかった私には、あまりにショックに対する耐性がついていなかったのです。

どれぐらいビビりなのか示す傑作エピソードがありまして。小4のとき、先生に呼び出されたことがあって、「いつも家を何時に出てるの?」という質問をされました。その質問はただの調査で、先生としても怒っているつもりは全くないというのですが、呼び出されること自体が初めてだった私は、それ自体がものすごくショックで、泣いてしまいました。今、書きながら顔が、真っ赤です。

先生も困惑して「怒ってないから!!」というのですが、そんな強い口調で言われたらまた涙が出ちゃうよ……状態。結局何分に家を出たのか答えたのかな?

 

なんか、そんな感じのエピソードをいくつか持ってるんですが、話したくないな。

 

泣いてはいけないはフラグ

だいたい、(この見出しのとこはずっと愚痴になりますので飛ばして構いません)「男なら泣くな」と言われて、「じゃあ泣かないことに決めた!!!よし!!!!」ってできる男がどんだけいるんですか。ラグビー20年やってた担任の先生も痛風で泣いたって話してましたし、涙って勝手に出てくるもんなんですよ強制するな

すっごく不毛な例えですけど「排泄するな」って言われて排泄しないでいられる人間はいないんですよね、涙も生理現象だから、結局(閾値がどこだろうと)限界突破したら泣いちゃうんですよ人は。泣かない人いたら人じゃないですって。

ジョジョの吉良吉影が言ってた「自分の爪が伸びるのを止められる人間はいるだろうか、いや、いない」ですかね。あれと同じ。

 

だから今思えば、5歳そこらの子に「男なら泣くな」って言うなっていう。

何度「ああ女の子に生まれてくれば」って思ったことか。

 

 

価値観が不安をあおる

例えば「怒鳴られる」ことなんてのは部活なら日常茶飯事なのかもしれませんが、私は残念ながら他人に怒鳴られたことが生まれて一度もない(怒らせたことならいっぱいありますが…)ので、社会に出てからがものすごく不安です。上司に怒鳴られた勢いでそのまま泣いてしまって、「うわ、こいつ、男なのに泣いてるじゃん!!!キモッ!!!!!!!」って思われないかが、ものすごく心配なんです。

 

かといって、じゃあ泣かないようにするにはどうしたらいいかって、そりゃ無理です。勝手に出てくるんですもん。放っておいてもあれよあれよという間に限界突破ですもん。だから今はもう開き直って、「泣いたらその時やろ」と思い込むことにしています。心配なのには変わりませんが。

 

そもそも、泣くこと自体が恥ずかしいという価値観がなければ、こんな不安な思いをすることもないんですよ。過去に戻って、過去の父親に一言だけビシッと言えるとしたら「泣くのも人間の仕事だろ!!!」って。

 

で、ここまでが序章。

 

なぜ「男だけ」なのか?

「泣くな」という価値観を人間全体に適用するなら百歩譲ってわかりますよ。でも、私の父親が言ってたのは「男は泣くな」なんですよ。え、女の子・女性ならいいの?って話なんです。なんで男だけなのか。

 

その背景にはやっぱり男性優位(だった社会)があると思います。男は一家を養っていく存在なんだから、ちょっとしたことでひるんではいけない、というような価値観が。一家の大黒柱という表現がありますが、父親の時代は「泣く=大黒柱がグラグラする」と思われていたんでしょう。生きてないからわからないけど。

 

で、私はというと、その時代はとか今だからとかそういうのじゃなくて、結局いつであっても「男らしくあれ。男なら泣くな」という価値観はクソクラエだと思っています。泣くときは泣くのが人間らしいから云々……なんて建前を言うつもりはありません(人間らしさで議論を始めたら水掛け論になって終わらなくなります)。私が泣き虫だから反対です。すがすがしいでしょ。

 

おとこも、おんなも、泣こう!!

ジェンダー論を語っといてこんなクソな結論で申し訳ないんですが、このひとことに集約されるんですよ結局。

女性も泣いていいし、男性も泣いていいよ。いっぱい泣いて、みんなでストレス発散しよう!!!……と、私は思っていますが、賛同してくれる人が全然いないだろうな。

泣くことは人間の生理現象です。だからそこに性差をつける必要はありません。男が泣かないことは何の論理的な根拠もありませんし、ある種「泣き虫男」へのちょっとした差別になっているとさえ感じます(これに関しては、私が敏感なだけという可能性もあります)。

 

まあ、だからといって、人前で泣くのはやっぱり恥ずかしいんですけどね。しくしく。