ちしきよく。

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語彙レベルに差がある人との話し方がわからない



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さて、実は最近、同じ中学校の人たちが集まるラインのグループに混ぜてもらった。

しかしその内容があまりに卑猥で、「えぇ……世の中の女子ってこんなことも言うんや」とドン引きした*1のだが、それ以上に驚いたのは「語彙レベルの違い」である。

今日は、そのグループの一人である友人にご登場いただき、語彙レベルがもたらす人間関係への影響について、くどくど語っていきたい。

 

語彙は知性を意味しない…のだが

わかってはいる。語彙のレベルというものは、知能や知性を代表するものではないし、ましてやその人の価値を測れるものでは、決してない。

その理屈で言えば、文学家や辞書作成者こそもっとも価値ある人間である という、変な結論になる。

 

それは知っているのだが、通じないことばがあまりに多いと驚くというのも、理解してほしい。

実例。「わらわら」が多いのは勘弁してほしい。現役大学生ですから。

会話の雰囲気をつかむためのものなので、忠実に再現している。

 

私「あの先生はなんとなーく衒学的なとこがあったよな」

友「街学的…まちがくてき?」

私「あーこれか笑 これはなんだろう、

知識があることをひけらかす みたいな意味?」

友「ふーん」

私「最初からそう言えばよかったね ごめん笑」

友「そのことばが街学的やん笑

てか全然漢字わからん」

私「自分の名前や住所が書ければいいからセーフ」

友「そうよな笑笑全然出てこんもん」

私(それは君がそう思ってるだけやでぇ……)

 

私「あそこの店、けっこう雰囲気いいよね」

友「結構のあとのその漢字、何て読むん?」

私「え?」

友「囲む に気分 のそれ」

私「ふんいき」

友「あー!ふんいきか笑笑そう書くんやね笑笑」

私「そうそう!」

友「どーゆう意味やったっけ?」

私(あー……)

 

衒学に関してはともかく、雰囲気を知らないのは結構まずいんじゃないかなと思ったが、忘れてただけだろうか?

 

 

事情がない限り、中学程度の漢字ぐらいはスラスラ読める必要があるのでは……と思ったが、そもそもその必要性を感じていないのだろうか?

ニュースを知れることはすごく大きな利点があるが、ニュースを見ない人にその利点が伝わることはない……ようなもの?

 

ともかく、私とその友人の間には、日常会話においてもかなりの断絶があるように感じられた。

気になったのは「衒学的ということばがもう衒学的」という、友人のことばである。これには私も膝をうった。正直なんとも思いつかなかった。「なるほど、そう見えるのか……」という気づきを与えられた。

 

普通に会話してても衒学的になりうるのか

私よりはるかに語彙レベルが高く、何を言っているのか見当もつかぬ、そのような人が人生の中で登場するかは未知数であるが、まあもしそのような人がいたと仮定したら、私は彼に対してどんな気持ちを抱くのであろうか。*2

「うわあ、こいつ、自分の教養や語彙をひけらかしてる……あいたたた」

と、思うのだろうか?それとも

「この人すげえ……いろんなことば知ってるな!!すごい!」

と、素直に感動するのか。

 

およそ「語彙レベルの格差」なるものを上だろうが下だろうがほとんど実感したことがなかった私には、もう到底答えが思いつかないが(平均的ということだろうか?)、少なくとも友人は「衒学的ということばが衒学的」という、何ともセンスがあることばで、私を諭してくれたのである。

普通に会話しているだけなのに、片方にとってはそれが衒学的に見えてしまう……そういうことが、確かにこの世にはあるのかもしれない。

 

レベルを下げるべきかどうか

この友人と会話をしたければ、なるべく難解なことばを用いないようにしなくてはならないが、さすがに「雰囲気」まで知らないとは思わなかった。衒学はわからんこともないのだが、中学校卒業程度の漢字となると……ちょっと自信がない。

しかも知らないことばが多いから本なんかは全く読めないようで、これ、私と会話をしてて楽しいのか、疑問ではあるが。

 

こんなのを書くと、当然のように「他人を見下すな」と書く方がいそうなので先に断っておく。私は友人を見下したことはないし、これからもするつもりはない。そこは断言したい。

家庭の貧しさのために高校を中退しながらも、お腹の中の赤ちゃんのため、好きなタバコを我慢して働く友人は、私よりもずいぶん強いと思った。

私が言いたいのはあくまで「語彙レベル」に関してだけであって、「マウントをとるように接する」なんてことは、ひとことも書いていないのでご注意を。

仕事の話を友人にするとき、理解できるようわざと噛み砕いて説明を行うだろう。それと同じである。相手の社会的地位とかには、一切関係がない。

 

で、なぜ私がこんなにも悩んでいるのかというと、レベルを落とすことによって、結局両者、会話を楽しめなくなる恐れがあるからだ。

こっちはこっちで、言いたいことがそのまま伝わらないのがなんとなくモヤモヤする。言い換えの表現だって常に見つかるわけじゃないし、何より「文章が長くなる」。

三行以上……は冗談だと思うが、本を人生で一冊も読み終えたことがない友人には、そんなに長い文章を使いたくないのだ。読むのが疲れるだろうから。

平易な表現で、なるべく短く言い換えるというのは、非常に難度が高い。

 

職業柄か話がすごく面白いし、話し方も上手だから、もっと仲良くなりたいのだが。

向こうも向こうで、「何となく見下されてる」ような感じがするかもしれない。私の技能次第ではあるが、あまりにレベルの落とし方があからさまだと、バカにされている印象を受けてしまうだろう。それも何かちょっと、申し訳ない。

もしくは「遠慮されてしまう」恐れもある。自分じゃ会話の相手にならないかもなあ、なんて感じ取られてしまうのも、うーん……。

 

同じ属性で固まる理由がわかった気がする……

政治経済の話とか、哲学系の談話とか、知識ドッジボール(って何だよ)とか、そういうのができる友人が私にとって「合う」友人である。世間話もするけど。

だから「その友人と私は、どっちが悪いとかじゃなく、徹底的に相性がよくないだけなのだ」と言い切ってしまえればそれでよいのだが、友人ともいろいろ話したいのは事実。二人の間にあるガラスの壁が、けっこう分厚く見えるのが悩みなのである。

 

同じ属性の仲間たちなら、そもそもそんな感じのことを気難しく考える必要がない。今回の事例で「類は友を呼ぶ」を、心から実感できた気がする。同じ羽の鳥どうしで固まっていれば心地よいのだ。

 

どうしたらよいか、まだ答えは出ていないが、なるべく友人との会話を楽しめるように努力してみたい。ただのドッジボールになってしまわないよう、気をつけよう……。

*1:もちろんそういう女子が全員だとは思わないが

*2:文豪の小説はたまにある