ちしきよく。

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邪魔だからと、原付を後ろから煽るのはやめて下さい。危険です



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私がこのまえ原付(49cc)を安全に運転していたら、大学構内でどこぞのプリウスに煽られて、いやな思いをした。(なぜなんだろうか、プリウスに関しては、運転でいい話を聞かないが……)

たぶん向こうにとってみれば邪魔だったんだろうけど、時速40㎞で走る私の後ろをピッタリついてきて、かなり気持ちが悪かった。

 

そこでこういう記事を書く次第である。当然、車の運転者方のみを煽る内容ではなく、原付の運転者(うちの大学で言えばほとんどが学生か院生)の危険運転を咎めもする。そちらの方々にもよく読んでほしいと思う。

 

原付は邪魔である

まず、私がこの記事を書く上で、一つ認めなければならない前提がある。

それは、「原付は邪魔である」ということ。

これはもう、四輪車の運転手も、50cc原付の操縦者も、互いに認めなければならない。

むろん私も認めた上で走っている。

 

邪魔とは何か、という言葉遊びに伍する気はないので最初に断っておくが、「法定最高速度時速60kmの道を時速30~40kmで走る原付」を邪魔だと言わずして何と言おう。

それ以外のことばが思い浮かばない。

 

原付によっては左側車線の真ん中近くをノロノロ走るのもいて、きっと後ろの自動車の運転手はイライラしてるんだろうな~!と思う。毎回。

 

ご存じとは思うが、50cc以下の原付は例外的に法定速度を時速30kmまでに制限されてしまっている。これについての賛成反対はともかく、現状がこうなのだからしぶしぶ承知するしかない。

ものすごく厳密に言えば、原付は時速30kmをこした時点で違反なのだ。

 

道路交通法施行令によれば、

第十一条  法第二十二条第一項 の政令で定める最高速度(以下この条、次条及び第二十七条において「最高速度」という。)のうち、自動車及び原動機付自転車が高速自動車国道の本線車道(第二十七条の二に規定する本線車道を除く。次条第三項において同じ。)以外の道路を通行する場合の最高速度は、自動車にあつては六十キロメートル毎時、原動機付自転車にあつては三十キロメートル毎時とする。

 

 

つまり、どんな一般の道であっても、(他の四輪車がバンバン飛ばすような見通しのよい道であっても、)制限速度は時速30㎞までである。

 

他の車が制限速度+10㎞、つまり時速70㎞だとかで走っているような道であっても、厳密には原付はキープレフト(道路の左側を走ること)を守り、時速30㎞しか出してはいけない(ということになっている)。

 

それではあまりにひどいので原付もほとんどが+10㎞から+15㎞……つまり時速40㎞から45㎞ぐらいの速度で走るのだが、時速60㎞の車に対してだといかんせん分が悪すぎる。(交通違反だけど)

 

 

そういうわけで「邪魔」という表現を使った。

 

二段階右折するか?

(残念ながら?)私の近所には二段階右折せねばならないような大きい交差点はなく、あったとしても「二段階右折禁止」の標識があるから、二段階右折をしたことがない。

しかしどうやら原付くんはこれをせねばならない。

 

原付は大通りで右折するといろいろ危ない(省略)ので、基本、3車線以上……つまりレーンが3つ以上ある道路で右折レーンに入ってそのまま右折してはいけない。

 

ではどうするかというと、一度、なぜか左のレーンに「右のウィンカー」をつけながら入り、そのまま左の交差点の直進レーンの前で停止、対面の信号機が青になってから進むことになる。これを二段階右折という。

 

下の絵がないとイメージしづらいだろうか。

「二段階右折 方法」の画像検索結果

(http://www.takamagahara.info/2006/0408より)

 

私自身はこんなヘンテコな右折をやったことがないのでわからないが、きっと二段階右折をする原付の後ろの車の運転手がこう思うだろうな、というのはわかる。

 

「をいをいここは左折レーンだぞ、前の原付めウィンカー間違えてやが……えええええちょっとそこで止まるのかよなんだコイツ」

 

教習所で「二段階右折」を習っても、二段階右折するような交差点が近くになければ、すぐにそれが出てこない人も多いだろう。田舎出身は特に。

 

しかし、道路は自分だけのものではない。ルールを間違えたり、忘れている人のためのものでもある。自分が正しく二段階右折したからといって、他の車がそれに気づき合わせてくれるとは限らない。

 

右ウィンカーを出しながら左折レーンに入り、そのまま方向転換し……なんてやるのがいかに危険なことかは、やったことがなくてもわかるだろう。

 

大通りの近くに住む友人は、「原付で右折が嫌なので左折3回やって代用してる」と笑って言っていたが、冗談にもならない。危ない。

 

でもそうせよと言われているのだから、しなければならない。

(私の最強の自衛策は、「そもそもそんな大通りに原付で行かない」である。原付は邪魔なのだから。)

 

邪魔な原付を煽るのはもっと危ない

原付がいかに車の運転手にとって嫌な存在かについて力説してきたが、だからといって、「原付は邪魔なのだから煽ってよい」とはならないはずだ。

 

人は車に乗ると大抵性格が変わる。そんな人たちにこの正論が100%通じるとは思わないが、一人の原付乗りとして言わせてほしい。

「邪魔だからといって原付を煽るのは危険極まりないのでやめてください」

と。

 

車のほうにも事情はあると考えている。急いでるとか。

なかなか道を譲ってくれない原付にしびれを切らし、原付の後ろをピッタリ。

……きっと、時速40㎞で走る私のあとをついてきたプリウスくんも、そうだったに違いない。

 

だが、それで事故ってしまっては、絶対に用事にも間に合わなくなるはずだ。

眼前の原付より、安全と未来のことを考えてほしい。

 

ではなぜ原付を煽るのが危険なのだろうか?

 

危険な理由その1・「原付乗りが初心者である可能性」

まず、原付(というか二輪車)は初心者マークをつけない。

「初心者マーク」の画像検索結果

つけてもいいんだろうけど、付ける人を見たことがないし、付けよとも決められていない。

そして道路はみんなのものであり、運転歴40年のベテランと原付免許取り立てのヒヨッコ原付ヤーが同居する。

ということは、自分が煽った先の原付の運転手が「初心者も初心者、転倒を繰り返す危ないドライバー」である可能性だって否定できない。

初心者マークがないのだからほぼ見分けもつかないだろう。

 

そんな人が煽られたらどう感じるだろうか。

生まれて初めて煽られたときのことを思いだしてほしい。きっと心臓がばくばくしただろう。私は生まれて最初の路上教習で煽られた。死にそうだった。

 

彼または彼女が煽られれば、パニック寸前になるに違いない。

そういう時の選択肢は二つ、「急ブレーキをかける」か、「急ハンドルを切る」か。(教習所の先生がそう言っていた)どっちにしろ危険なのは変わりない。

 

巻き込まれたくなければ、適切な距離をとって運転することだ。

 

危険な理由その2・「原付が急にブレーキをかける可能性」

煽ってぴったりくっつけていると、例えば原付運転者が

「ヤッベ、ここ左だった!曲がろっと!」

と気づきブレーキ、自分もすかさずブレーキを踏むも間に合わずガシャン!

なんてのは、意外とありそうなものである。

そういう場面では原付運転者は焦っているのでミラーを確認する余裕もないかもしれない。

初心者ベテラン関係なく、そういう場面は想定される。

 

私が煽られた場所はけっこうな坂で、速度を出し過ぎたからともし私が急ブレーキを踏めば、きっとプリウスくんに激突されていただろう。

 

危険な理由その3・「原付が急にこっちに出てくる」

原付は原則キープレフトだが、例えば雨の日でマンホールがある場合、障害物がある場合、自転車が目の前にいる場合などは、すこし車道側にはみ出して走行する。

しかしはみ出すタイミングは人によって結構まちまちで、よく言えば「臨機応変」なのだが、後ろの確認もろくにせずに車道の側にはみ出てくる原付もいる。(私はかなり早めに動くようにしている)

 

そういう状況で煽っていたらどうだろうか。今までノロノロ走っていると思っていた原付くんが急にこっち側に来るというのは、かなり危なくないだろうか。

 

 

では車の運転手は一体どうすればいいのか。

 

適切な距離をとるか、安全な状況で追い越し

また正論になってしまうのだが、邪魔な原付を見かけたときの対処法は三つ。

「適切な距離を取って自分もノロノロ運転」か、

「対向車が来ていない状況で追い越す」か、

「別ルートを使って行く」

原則これしか対処法はない。

(クラクションを鳴らすというのも考えたが、あれはむやみに使ってよいものではない)

 

しかし、原付が道路の真ん中を走っていたり、対向車線にはみ出しての追い越しが禁止されている黄色車線の場合など、いろいろ考えられるから、万能ではない。

だが、煽りさえしなければ事故の可能性を幾分かは減らせるのだから、ノロノロ原付を見たときは肝に銘じていてほしいと思う。

 

 

そもそも、50㏄の原付は最高でも時速60㎞までしか出せない。煽って速度を上げさせたところで、たかが知れている。

 

 

絶対に煽ったりしないでほしい。それは事故の可能性を高めこそすれ、自分が1時間も2時間も目的地に早くつくことを助けはしない。

だって、時速40㎞と時速60㎞で走る車、5分その速度を維持して走っても、差はわずかおよそ2㎞分しかないのだから。

 

だが、私がこうやって書いたところで煽ってくる人も煽られる人もいなくなることはない。

では逆に、煽られた時、原付側はどういうことに気を付けたらいいだろうか。

 

煽られた場合は適宜道を譲る

この前50㏄の原付乗りの友人が、

「煽られてむかついたからわざと真ん中を走って追い越せないようにした!」

と誇らしげに語っていたが、危なすぎる

 

 原付はそんなのを誇るためのものではない。

自分の安全を考えれば、車より原付が無力なのはわかりきっているのだから、煽られたらちゃんと道を譲ったほうがいいと思う。

 

これは原付だけでなく二輪車の運転者にもあてはまる。

道路では車の重さがそのまま「強さ」になる。

軽いほうは弱く、重いほうは強い。

この鉄則は残念ながら絶対に崩れることがない。衝突の際に受けるダメージは、軽いほうが大きい。(というのは、高校物理をやったことがあるならわかるはずだ)

 

であるから、「邪魔な」原付は、自分より格上の存在である四輪車が煽ってきたら、速度を徐々に緩めるか、どこかの小道で左折するなりして、その車が自分より前に出られるようにしたほうがいいだろう。

私はいつもそうしている。

 

過去に一度、小道がなかったので速度を時速30㎞まで落としたものの、全然追い越そうとせず、まだ煽り続けていたのがいたが、そういう奴らは例外か。煽るために運転するな。

 

煽り返さない

こんなことを言わなければならないのが非常に苦しいが、過去に一人だけ見かけた。

これも友人なのが苦しい。

原付で煽られたからといって、車に幅寄せしたりして煽り返してはいけない。

 

先ほども言ったが、原付は四輪車の前には「無力」だ。そもそものダメージ量が大きいし、衝突の勢いを自分の身で直接受けることになる。転倒した後、来た車にはねられるような悲惨な事故もある。

幼稚園児がボブサップに挑むようなもの……というのが、適切な例えか。

 

道路は人をイライラさせたり、煽ったりするためのものではない。

むかついても煽り返したりしないよう……。

 

大型トラック・ダンプカーには近づかない

煽るとかそういう以前の問題だけど、大型のトラックやダンプカーにはなるべく近づかないほうがいい。近づかざるを得ない場面もあるだろうが、できるだけ。

優良運転者ももちろんたくさんいるが、彼らの中には、勝手知ったる道だからと、カーブ連続のクネクネ道路を時速80㎞ぐらいでぶっ飛ばす剛の者もいる。

 

そんな数トンの体重を持つ奴らに、わずか100㎏程度の原付がかかっていって、敵うはずがない。であるから、煽るとか煽られたとかそういうこと以前の問題として、こういう存在に出くわしたら、すぐに左折をして、『逃げる』準備をしておく(ケースバイケース、臨機応変に対応してほしいが)。

 

煽られたら、「トイレ我慢」の精神

煽られるのは精神衛生上よくない。

見ててハラハラするし、なぜ原付に乗ってるだけでこんなことを……!とも思うが、そういう時は「トイレ我慢」の精神を心がけよう。

 

つまり、「今煽ってきている人はトイレを我慢してるんだな」と思えばいい。

我慢しているからイライラしているし、急いでいるのだ。

そういう人を見かけたら、トイレを譲るように、道を譲ってあげるのが、大人のマナーだろう。

 

これを心がけておくだけでも、運転がかなり大らかになることは間違いない。

 

 

個人的な見解になるが。

50㏄の原付は確かに、技能試験のない、いわば筆記だけの「原付免許」を持っていれば運転することができる。

しかし、一度でも車の立場になったことがあれば、道をノロノロ走る原付がいかに邪魔で危険な存在か、身に染みてわかるだろう。というか、なってみないとわからない。

この際、原付免許は廃止して、普通免許以上がないと、原付を運転できない……としてもいいのではと思っている。(その証拠か、今まで上げてきた原付の危険運転者は、みな普通免許を持っていなかった)

両方の立場がわかってこそ、原付を安全に運転できるのではないだろうか?

 

 

以上、原付に関することを書いてみた。

補足等あればブクマかコメント欄にお願いしたい。

互いに気持ちの良い交通を心がけよう。